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言われてみれば気になる...ちょとした疑問にアドバイス!
今月あった質問の中からひとつ。
『ビートを刻んでいる時のハイハットのハーフオープンってどのぐらい開ければいいの?』
という内容でしたが、ハイハットのハーフオープンは、主に抑揚やアクセントを付ける際に利用する事が多く、
開け具合は人それぞれ。特に決まっていないと言ってしまえばそれまでですが、あえて練習の目安として参考までに・・・。
ハイハットのハーフオープンといっても、ペダルの踏み込み具合によって(シンバルの擦れ合った時に出る音の長さ[残響音])で聞こえ方が違います。
なのでハイハットの空け具合も、曲の『テンポ』や『拍の長さ』を無視せずに、踏み込み具合を調節すると良いと思います。
具体的にどういうことかというと、速いテンポの曲でハイハットを開けすぎると、残響音が長くなるだけでなく、ショットによるアクセントを付けても、拍の長さが曖昧になりやすいので、アクセントを付けた分のプッシュ感やドライブ感が出にくくなります。ところが、曲のテンポや拍の長さに応じた残響音が残る程度に、ハイハットの踏み込み具合を調整すると、ショットによるアクセントも分かりやすくなり、抑揚が伝わりやすくなります。
遅くゆったりしたテンポの曲ならその逆で、ある程度ハットを開いて、残響音で曲の流れや奥行き感を出したりします。
また、実際に生のドラムを叩いて耳で聞いたハーフオープンの残響音と、それを録音した残響音を聞くのとでは、違って聞こえたりするもので、これを解消する為には、セット全体で叩いた音や、他のメンバーとリハーサルした時の音を録音し、全体のバランスを聞いてからハイハットの開き具合を決めていくとわかりやすいとかと思います。
更に、ライブやレコーディングの現場では、ハイハット単体にもマイクを立てて音を拾うケースも多いので、普段よりも少し抑えめに(音量等)丁寧に叩く事で、スピーカーからの出音もまとまりやすく、観客も聞きやすくなる傾向があります。
これらの事を普段から注意し、耳や体に感覚を覚え込ませることで、どんな曲調やテンポでもすぐに対応できるようになるので、即興(ジャム)の時にも役に立ちますよ!!
スタジオのスネアドラムを新しくしました!! と言っても委託中古品を購入したのですが、なんとソナーのSQ2シリーズ!!!!!
しかも使用年数も短く、前使用者がほとんど使っていなかったとのことで、細かい所まで新品とさほど変わらない、とても程度の良いものでした。
ちなみに「SQ2シリーズ」とは、ドイツ高級ドラムメーカー【ソナー】の「特注シリーズ」の事で、ドラムのサイズや材質、その材質の組み合わせや厚さ、パーツの種類や全てのカラーフィニッシュまで、全てがオーダメイドとなるもの。
仕様:size(口径13インチ×深さ7インチ) シェル厚:ミディアム 材質:バーチ6プライ(4mm)+エボニー3プライ(2mm)
スナッピー:ピュアサウンドスーパ30 フープ:2.3mmスティールフープ、パーツは全てブラックニッケル塗装、シェル全体はホワイトグロスラッカー仕上げ。
音がまとまり易く、抜けが良いメインスネアを探し続けていたところ、遂に出会えた感じ!!
しかも一番のポイントだった、音のイメージが「パーン」や「カーン」や「トーン」ではなく「コーン」とパワフルに鳴ることだったので、ここもピッタリ。
より「コーン」と鳴らせるように、ヘッドは「アクエリアン」の「ハイエナジーシリーズ」。ヘッド自体でしっかり余分な音を抑えてくれるので、後から細かいミュート類を使用しなくても、バランスよく鳴ってくれます。
ソナーは高価なドラムメーカーのイメージですが、いざ使用してみるとシェルは薄いのに、音が分厚く、太く、輪郭がハッキリしていて、相反する要素がしっかりバランスを取って鳴ってくれてました。これにはラグ等のパーツがしっかりしている(重い)のと、同じバーチ材でも産地による密度の違いや、グルー(接着剤)の違い等が如実に音に出ている感じで、内側のエボニー材による影響も大きいようです。この絶妙なバランス、是非当スタジオで試してみて下さい。
ジュニアドラムセットでは叩けなかったお子様にも練習が出来る様になりました。
まずは、自分の意思通りに音が出せる楽しさや、自分の好きな音楽に打楽器の音を合わせる楽しさ等を感じてもらえる様に、まずはこのサイズから!!
こちらがご存じスティック。部分名称は、、、
グリップ
スティックの握る部分。
グリップの太さは、もちろん自分の握りやすいものがお勧めです。
ショルダー
チップ(スティックの先端)に向かって細くなっていく部分。
先端に向かって細くして軽くしていく事で、グリップ部分に重心がきます。
中には、ショルダーがなく前と後ろが同じ太さのスティックもあります。
チップ
スティックの先端部分。
チップの形は色々あり、丸型、三角型、俵型、卵型などがあります。
丸型:シンバルやドラムヘッドを比較的オールマイティーに、かつ均一的に鳴らせる形で、リバウンド(ヒット時のはねかいり具合)も比較的一定の感触があり初心者でも扱い易い形とも言われています。
三角型:ハイハットを含むシンバル類を鳴らす際に、より繊細に鳴らせる形と言われており、ヒットした角度よって音色のニュアンスが変わるので、音色の生々しさ(均一ではなく演者の微妙なスッティックコントロール)を表現したい時に使うと効果的です。
俵型:ドラムヘッドを響かせる際に、より打面との接点が安定しやすく、その分音色が安定して出しやすい傾向があるので、ロックなどのジャンルで使われる事も多いです。
また、リバウンドの感触も比較的一定なので、あつかい易との声も多いと感じます。
卵型:上で取り上げた三角型よりシンバル類の音色に均一感が出しやすい上、表現幅も広いです。また、スティックコントロールもし易くリバウンドの感触も暴れにくいです。
チップ無し:チップがあるスティックと比べて、音色だけでなく音質も大きく違い、音そのものが、太く、大きく、均一的に鳴り、リバウンドの感触も重く感じられます。
リバウンドの感触に慣れが必要かもしれませんが、狙っている音が上記のものに特化したいのであれば、唯一無二な音が出ると思います。
shiny stone musicは東京都の立川市にあるスタジオです。個人練習やドラムレッスンを受けることができます。さらに、ミュージシャン派遣、バックバンド派遣なども行っております。様々な要望と予算にお答え致しますので、お気軽にお問い合わせ頂ければと思います。神奈川県、埼玉県など近隣の方も是非お待ちしております!
まず、各部の名称は、、、
シェル(胴)
スネアドラムはリズムの要をになうことが多い楽器です。シェルのサイズや胴の厚み、材質などで音に影響を与えます。
種類は木製や金属製に大きく分けられますが、とにかく沢山の種類があり、選択肢がとても多い部分です。
リムともいわれる部分です。いわゆる枠です。テンションボルトが穴を通ってラグにつながり、ヘッドを張る役割をします。
テンションボルト
フープを締めるためのボルトです。
ラグ
シェルについている金具で、リムとヘッドを固定し、ヘッドのテンションを調節するパーツです。
表のヘッドと裏のヘッドを押さえるラグが一体になったハイテンションラグと、表用と裏用がそれぞれ別々についているセパレート型があります。
ヘッド
表面のヘッドは実際にたたく部分です。裏面のヘッドはスナッピーが反応する部分です。表面のヘッドは裏面に比べて基本厚めで、裏面のヘッド(スネアサイド)は非常に薄いものが使われます。
スナッピー
裏面のヘッドにある帯状のもの。響きの良し悪しや残響はスナッピーによって決まる事が多く、実は重要な部分といえます。
ストレイナー
スナッピーのオン・オフとテンションを調整するパーツです。ここでスナッピーの張り具合を調節します。
最後にスネアの選び方ですが、
ドラムセットの構成でお伝えしたように、スネアは個性が出やすい重要なドラムです。
スネアを選ぶときには、シュルが木製か金属製かを決めてから、細かい好みに合わせて決めていくのがおすすめです。木製は比較的柔らかいアタックで、丸い音が出やすく、金属製はやや硬く、湿度による音の影響を受けにくい材質です。また、胴が厚いほど音の抜け(遠達性)や、音圧、アッタクに優れ、胴が薄いほど、音が柔らかく、広がりやすく、材質の違いが分かりやすいものとなります。
実際に叩きながら、納得いくまで検討しましょう。
ただ、こだわり過ぎるときりがないですし、チューニングでも大きく変わってくるので、
まずは直感でお気に入りの1台を選んでみてもいいかも知れませんね。
スネア選びのご相談もいつでもどうぞ!
shiny stone musicは立川市にある音楽スタジオです。 ドラムレッスンを受けることができますので、ご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。決まったカリキュラムや教科書はないため一人ひとりにあったレッスンを提供しています。レッスンだけでなくドラム相談もOKです。一緒にスネアやペダルを選んでほしい、チューニングしてほしい、etc...何でもお問い合わせください。