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2015-11-01 18:00:00

言われてみれば気になる...ちょとした疑問にアドバイス!

今月あった質問の中からひとつ。

 

ビートを刻んでいる時のハイハットのハーフオープンってどのぐらい開ければいいの?

という内容でしたが、ハイハットのハーフオープンは、主に抑揚やアクセントを付ける際に利用する事が多く、

開け具合は人それぞれ。特に決まっていないと言ってしまえばそれまでですが、あえて練習の目安として参考までに・・・。

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ハイハットのハーフオープンといっても、ペダルの踏み込み具合によって(シンバルの擦れ合った時に出る音の長さ[残響音])で聞こえ方が違います。

なのでハイハットの空け具合も、曲の『テンポ』や『拍の長さ』を無視せずに、踏み込み具合を調節すると良いと思います。

 

具体的にどういうことかというと、速いテンポの曲でハイハットを開けすぎると、残響音が長くなるだけでなく、ショットによるアクセントを付けても、拍の長さが曖昧になりやすいので、アクセントを付けた分のプッシュ感やドライブ感が出にくくなります。ところが、曲のテンポや拍の長さに応じた残響音が残る程度に、ハイハットの踏み込み具合を調整すると、ショットによるアクセントも分かりやすくなり、抑揚が伝わりやすくなります。

遅くゆったりしたテンポの曲ならその逆で、ある程度ハットを開いて、残響音で曲の流れや奥行き感を出したりします。

 

また、実際に生のドラムを叩いて耳で聞いたハーフオープンの残響音と、それを録音した残響音を聞くのとでは、違って聞こえたりするもので、これを解消する為には、セット全体で叩いた音や、他のメンバーとリハーサルした時の音を録音し、全体のバランスを聞いてからハイハットの開き具合を決めていくとわかりやすいとかと思います。

 

更に、ライブレコーディングの現場では、ハイハット単体にもマイクを立てて音を拾うケースも多いので、普段よりも少し抑えめに(音量等)丁寧に叩く事で、スピーカーからの出音もまとまりやすく、観客も聞きやすくなる傾向があります。

 

これらの事を普段から注意し、耳や体に感覚を覚え込ませることで、どんな曲調やテンポでもすぐに対応できるようになるので、即興(ジャム)の時にも役に立ちますよ!!

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